風の音~*雲の色~*空の愛






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彼の過去 :: 2009/09/26(Sat)

                        鳥かご


そんなオッコの言葉に耳を傾ける事も無く もう一度ビールをグラスにそそぎ ぐっと飲み干すと 再び話しはじめた亮だった

何もいえないままのオットは 黙って聞くことしか出来ない自分がいた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ことり

オレは情けない男だった

君をしっかりと繋ぎとめておくことさえできず 何も言えないまま去ってしまい とんだ間違いを犯したと気づいた時には もう 遅すぎたと・・・

あの頃 オレは海外勤務の内示がでるだろうという事を 部長から聞かされていた。

その事を聞かされたのは 部長から食事の誘いを受けたときだった その席にはなぜか 社長の姪のさやかさんが同席していたんだ その席は見合いの席でもあったんだよ

それからしばらくして あの噂が流れ始めたんだ
オッコには海外勤務の事は確定してから話そうと思っていたし 同時にプロポーズもするつもりだった なのに あんな事が一人歩きし始めて 転勤の準備 引継ぎと息をつく暇も無いほどだった

さやかさんは あのお見合いの日以来 アパートには押しかけるし 会社の前では待ち伏せしてるし でも はっきりとさやかさんには言った 交際している人もいるし その人との結婚も考えていると何度も話した そういいながらも さやかさんと食事をしたり 買い物にも出かけた事もあった
何度も 何度もさやかさんとは付き合えないと話しても無駄な事だった

                    ★

こんなことをしていてはダメだと 思いながらも オッコに連絡をとることはできなかった 自分に後ろめたい気持ちが・・・・なんども電話をしようと試みたが つねにさやかさんがそばにいて・・・
もう どうでもよくなりかけていた オレの弱った気持ちに入り込むかのように さやかさんから 一枚のチケットを見せられた。 それは出発の3日前だった




                           girl_old04.gif




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