風の音~*雲の色~*空の愛






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まよう心が消えていく・・・・ :: 2008/11/30(Sun)

lace彼からの手紙をうけとった日から 早くも1ケ月が過ぎようとしていた

あるしんは予定通り 明日から名古屋に出張すりことになり オッコは荷造りで忙しく家の中を動いていた

オッコと共に荷造りの最中 あるしんの すっと滑り込ませた言葉に オッコは驚いた

「今日 駅の構内で ばったり亮にあったよ 一時帰国で 日本には半年位いるそうだ 元気にやっているらしい」

「そう・・・」

と一言しゃべるのがやっとのオッコだった

ことりことりことり
この日 亮がオッコに手紙を書いたこと もう一度だけ逢って8年前のことを誤りたいと思っていることを あるしんに告げていた

あるしんにとって 8年前のことなどは どうでもいいと思っていた

8年前オッコを守ると亮に宣言して 事実オッコは自分のもとで幸せに包まれていると確信していた

しかし それは 自分のひとりよがりなのかもしれないと・・・

何も告げられないまま オッコの前から去っていった亮が 今でも心の奥深くに潜んでいるのではないだろうかと・・・

亮の思いを断ち切れないオッコの見えない心をすっきりさせてやることも大事なのではないか

そんな思いをこめて 亮からの告白を聞いて決心した

俺には話さなくてもいい 亮に逢ってすっきりさせるといい そう思い さらりと亮との再会をオッコに話したあるしんだった

                                               ことりことり

あるしんの優しい気持が オッコの心にどう変化をもたらしたかは あるしんにはわかるはずはなかった またオッコ自身みえない力に 心を押されていることすら・・・

翌日 あるしんは名古屋にむかった

亮のことはお互い触れることもなく・・・・



静かな午後 みみかは気持ちよくお昼ね中

そっと取り出した 彼からの手紙を読み返すオッコ その左手には ためらいながらも携帯を握り締めていた


                             flower15




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いつもは幸せなひとときのはずが・・・ :: 2008/11/25(Tue)

fece1なにげない あるしんの言葉にも 
 オッコの心は 激しく動揺していた 確実に気持ちは 彼を求めるかのように


                               flower37


オッコの作ったビーフストロガノフを 美味しそうにほおばりながら

「来月の初めくらいになると思うけど 名古屋に出張しなきゃならないかもしれない」

「えー どのくらいー?」

「一週間の予定だとは思うけど 場合によっては長引くかもしれない」

「そう・・・予定がたたないなんて・・・」

「淋しいのかー オッコ」

「ちょっとね・・・」

shoesお風呂場から聞こえてくる あるしんの くったくのない 気持ちよさそうな鼻歌

みみかのお泊りの日とあって あるしんと二人きりの夜 

いつもは とっても心地よい気持ちの中で ゆったりと 二人で過ごす夜なのに

なぜかオッコの心は 落ち着かない


     flower01


お風呂から上がったあるしんと 美味しいコーヒーを飲みながら 会話を交わし

みみかがいる日とは違う ゆったりとしたひとときを過ごす

いつもの あるしんのおもしろ おかしく話す言葉も 今日は頭に入ってこない

これといって 悩みも無く 平凡で変化なく流れていく日々 優しいあるしん

幸せなはずなのに・・・

あるしんとは 全く違った魅力をもっている 亮

心の叫びは 亮に連絡を取り 逢ってしまうと 自分がどのように変わってしまうか 怖い気がした

              cloverこんな心の叫びを秘めた中では あるしんとの会話もはずまない

乱れた気持ちを落ち着かせようと バルコニーに出たオッコ

夜の風が頬をなで 心も 気持ちも 落ち着く様だった

見上げた空には ひかり輝く星が  都会の空にもこんな星空があるのかと

彼もこの 星空を見ているのだろうか・・・


lifiリビングからあるしんの声

戸締りをして 寝室に入ると そっと あるしんの横に滑り込むオッコ

目を閉じると やはり 彼のことを考えてしまう

あるしんの 小さな寝息を聞きながら まぶたの奥には あの日の彼の後姿が・・・・








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静かに近づく 危険な予感 :: 2008/11/19(Wed)

危険な予感を感じながらも 逢いたい気持ちに 火がつき始めていた

それをなんとなく感じ始めていたオッコ


            book


みみかを送りとどけた帰り 今日はあるしんの大好きなビーフストロガノフを作ろうと

お肉を買っていたことをすっかり忘れていたことを思い出した

コトコトと煮込んでいると

あるしんから 今日は残業で遅くなるという連絡がはいった

それでも 美味しくなぁ~れと お鍋を見つめながらコトコト コトコト コトコトと・・・・

仕上げの生クリームを残し

ふぅ~と一息cushion01動かしていた手が止まると 寝室にしまいこんだ彼からの手紙が気になる

もう一度読み返してみたい そう思いながら 寝室のドアを見つめていると

電話のベルが鳴り響いた    亮・・・・・

受話器を急いでとると

「ママー みみかだよー 今ね おばあちゃまとお風呂にはいったの ママは何してたー」

娘のみみかの楽しそうな声が受話器から溢れ出た

なんてバカな  一瞬でも思ってしまった・・・亮からではないのかと・・・

みみかになんて返事をしてよいのか・・・言葉が即座に出てこなかった

「ママー パパはー?」

「パパはまだよ 今日はお仕事で遅くなるんですって」

「ふ~ん じゃ ママひとりなんだ かわいそう 泣かないでね」

「ありがと みみか みみかもパパもいなくて今は淋しいけど ママは泣かないからね 明日のお昼頃には迎えに行くから  おやすみ みみか」

受話器を置くと 今度は玄関のチャイムが・・・・一瞬ドキッとした まさか・・・彼!・・・・

ドアを開けると そこにはあるしんが立っていた

「おかえり 遅くなるんじゃなかったの・・・ 早かったわね」cushion02「思ったより早く切り上げられたんだ 早くてなんか都合が悪かったかな」

今日は亮のことばかり考えていたことを 一瞬見透かされたのかと ドキリとしたが・・

そんなことはあるはずは無い あるはずも無い 

オッコの心は 激しく動揺していた 確実に気持ちは 彼を求めるかのように









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ふたつの心が 交差する中で。 :: 2008/11/15(Sat)

               window1          window2

オッコの中のふたつの心が 繰り返し叫んでいた

もう8年も前のこと。。。話を聞いても もうあの頃に戻ることなんてできない

理由なんてもういいの・・・逢いたい♫*

あるしんがいるのよ オッコ ボロボロな心を救ってくれた あるしんが・・・

誤らなくていいの もう一度逢って話がしたい♫*:..。

しっかりしてオッコ かわいいみみかもいるじゃない

そんなに深く考えることはないわぁ 逢っちゃいなさいよ

危ない予感がしちゃう 二人っきりで逢うなんて・・・

そんな事なんて・・・さあ 明日にでも電話しちゃいなさい

fece1

くりかえす心の叫びの中で

昔のように 亮の視線にふれてみたいと思う オッコは今のこの自分の気持ちをどう整理していいのかわからなかった

あるしんの妻でもあり みみかの母でもある でもひとりの女でもある自分

しばらくは手紙を見つめたまま 心の葛藤を繰り返していたが

手紙を丁寧にたたみ いちょうの葉といっしょに封筒に入れ 寝室のオッコの鏡台の引き出しの奥深くへと真っ白い封筒をしまいこんだ


fiowerいつもなら大好きなアールグレイの紅茶を片手に小説を読みながら過ごす みみかのいない午後

今日はソファーに座ってぼんやりと 

いつしか時間は過ぎ 夕暮れ時に・・・

いつもなら 2人きりのディナー 新婚時代を思い出し 記念日を思わせるかのようなテーブルのセッティングにも力をいれる  だけど今日は気分ものらない・・・

あるしんからは 残業で遅くなるという連絡も入り

夕食の準備もはかどらず 冷蔵庫を開けては閉めるの繰り返し 献立も定まらない

                   flower1



何も告げづに去っていった亮 心をボロボロにさせた彼 あんなに悲しい思いをさせたのに・・・

彼を追いかけなかったオッコの気持ち 亮は知っているのだろうか・・・

危険な予感を感じながらも 逢いたい気持ちに小さな火がつき始めていた












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揺れる 思い :: 2008/11/13(Thu)

                   リーフ

封筒の中から 一枚の便箋を取り出したと同時に はらりと何かが落ちた

それを見たオッコの胸の高鳴りは抑えることができないほどに・・・


はらりと落ちたものは 黄色く色づいた一枚のいちょうの葉

それを手にした瞬間 手紙の主は亮だと・・・・ 亮・・・・・・涙がホホを一粒

便箋に綴られていたものは*:..。♡*゚¨゚゚・ *:..。♡*゚¨゚゚・ *:..。♡*゚¨゚゚・




flower49

flower49久しぶりに見たオッコの笑顔 元気そうで安心した

8年前のあの日 あんな別れかたしか出来なかった俺を 随分恨んだことだろう

誤っても きっと許してはくれないだろうね

結婚したことは 風のたよりに聞いていた やっぱり あるしんと結婚したんだね

彼はとっても いいやつだよ 幸せなんだろうね 

偶然の再会から 溢れ出た思い・・・もう一度だけ逢って欲しい

どうか俺のわがままを聞いて欲しい いつもオッコを待たせた いちょうの木の下で待ってる
  
連絡して欲しい    090-396*-****                        亮



                          heant01heart02




            手紙と いちょうの葉をテーブルの上に置くと

                 流れる涙をぬぐうこともなく 呆然と 見つめていた 

            そして オッコの心の中に 二つの気持ちが行き来しはじめていた


                            heart02heant01








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差出人のない 手紙に・・・ :: 2008/11/12(Wed)

mirror亮とは思いがけない再会だった

なぜか あるしんには話せなかった オッコ

自分の胸のなかだけに しまいこんでおこう

惹かれるように 次の再会を口にした二人だったが

きっと その日は来ることはない と思うオッコではあったが

どこかに 小さな期待をこめていた



あれから 2ケ月の日が流れていった やはり 彼からの連絡はなかった

今日は みみかが 月に一回 あるしんの実家に一人でお泊りに行く日

午前中 みみかを実家に連れて行き 早々に切り上げ足早にマンションへと

わずかな時間だが オッコにとって 唯一至福の時を過ごせる時間

大好きな映画でも見ようか 読みかけの小説をゆっくり読もうか・・・みみかに邪魔されないときは

やりたいことがいっぱいのオッコ でもその半分も実行できないまま一日は終わる

やはり・・・みみかがいないと なんだか物足りない気がする

fece

いつもの癖で 郵便受けを必ず確認するオッコ

今日はダイレクトメールを初め 5通の手紙が・・・目を通しながらエレベーターに向かう

その内 2通はオッコ宛のものだった

ひとつは しおりから 写真在中の文字に きっと同窓会の写真だろうと・・

そしてもう1通は 真っ白い封筒に オッコ宛の文字 差出人の名前は無かった

家に入るなり 封を開けるのに 迷いを感じたオッコ

怖かった なんだろう 誰から・・・真っ白い汚れの無い封筒には手書きの文字でオッコの名前

落ち着いて 水を一杯飲むと ソファーに座り 少し震える手で 封筒に挟みを入れた

中には 一枚の便箋が 取り出すと ハラリと何かが床に落ちていった

それを目にした瞬間 オッコは胸の高鳴りを 止められなくなっていった


                          夢☆










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よみがえる思い。。。~あるしんの心。 :: 2008/11/08(Sat)

lifi自分もすべて忘れて 新しい明日に向かって歩もうと・・・・せつない思いは秘めて・・・・

そう誓ったオッコだった


lanp彼が去って 3ケ月

忘れようとしても なかなか拭い去ることはできない日々が続いた

そんなある日 街でばったり あるしんと再開

あの日やさしく オッコを包んでくれた あるしんに 彼の事を話してみた

あるしんは 何も答えず 元気のないオッコに 一言

「ラーメンでも 食べに行かないか?」

オッコの心を知っているのか 知らないのか 彼のことについては 何も語らず・・・

明るく さそってくれた あるしんに オッコは ひかれるまま・・・に

あるしんの おもしろ おかしく話してくれる 一日の出来事

二人でラーメンをすすりながら 大笑いもした

オッコにとって 久しぶりに笑った気がした そして 美味しかったラーメン

オッコの笑顔を見て あるしんはニッコリ

「元気がでたかな オッコちゃん さあ 帰ろうっか」

駅のホームまで送ってくれて じゃーと軽く手をあげ 別のホームへと去っていったあるしんだった

                      夜の街

あの 面白おかしく笑って ラーメンを食べた 再開の日から

たびたびあるしんと出会う日が・・・

会社帰りに立ち寄った書店でひょっこり顔をのぞかせたり

駅の売店で 美味しそうに コーヒー牛乳を飲んでるあるしんを見かけたり

必ずといって良いほど 出会った日は

美味しいラーメンのお店に連れて行ってくれ オッコに笑顔をひきだしてくれる あるしんだった

亮のことは 何も口にする あるしんではなかった



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぶんぶんみつばち~・

あるしんは 亮の大学時代の友人

亮が何も告げずオッコの前から去って行った事は知っていた それについて あるしんは亮をせめた

日本を発つ最後の夜

あるしんは亮を呼び出し きちんと話をするよう説得したが -すまないーと言うだけの亮

決して理由を語ろうとしない亮

そんな亮に あるしんは ・・・オッコちゃんは俺が守る 二度と彼女の前に現れないでくれ・・・

宣言すると同時に 彼に一発のパンチを・・・
     
                         ぶんぶんみつばち~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そう・・・あるしんとオッコは偶然に出会っていたのではなかった

時間の許す限り 会社帰りのオッコを そっと見守っていた

悲しい顔 落ち込んでいる様子の日は 偶然よそおい 決まってラーメン屋に誘い

元気を取り戻させていたあるしん

ぼろぼろになっていた オッコの心を

時間をかけ ひとつ ひとつ やさしく繋ぎ合わせていったあるしん

そんなあるしんに いつしか 心をひかれていったオッコだった

rainn


電車がホームに入って来る音で 久しぶりに思い出をたどっていたオッコから

現実へと引き戻されたオッコ

黙っていってしまった 亮・・・・でもあの頃の やさいい思い出だけの彼だった

今日のことは オッコの 心のすきまのポケットにしまいこんで

電車に乗り込み あるしんとみみかの待つ 我が家へと 

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